
TCS20は、屋外撮影のためのコンパクトなシステムに、カメラのアオリ機能を組み込んでいます。前部のチルトとスイングで合焦面を調整し、後部のシフトとライズ/フォールで風景や建築の構図を整えます。レンズを固定し、後部スタンダードを移動させて重なりを持たせた画像を撮影すれば、選択したレンズのイメージサークルの範囲内で、ソフトウェアによる広い画角の合成画像を作成できます。
前部チルト±15°とスイング±20°は、ウォーム駆動です。セルフロック作用で位置を保持し、追加のロック操作は不要です。後部の水平・垂直移動は、各軸±30 mmの送りねじ式です。セルフロックで保持し、ロックレバーでさらに確実に固定できます。
標準レールはカメラ側を動かしてピントを調整します。マイクロメーター式ダイヤルは100分割で、折りたたみ式クランクを備えています。大きく動かす際はクランクを開き、細かな操作にはローレット付き外周を使います。標準のリード4 mmでは1目盛り当たり0.04 mm、オプションのリード1 mmでは1目盛り当たり0.01 mm移動します。これらは目盛り当たりの移動量であり、実測した位置決め精度ではありません。



運搬時は、前部スタンダード、後部スタンダード、フォーカシングレール、蛇腹の4モジュールに分け、付属の保護ケースに収納できます。分解・再組み立てに工具は不要で、撮影地で持ち運びやすく、設置しやすい構成です。



フォーカシングレールを選ぶ
TCS20専用のレール構成は3種類あります。
後部送りねじ式フォーカシング:標準構成。マイクロメーター式ダイヤルと折りたたみ式クランクを備えています。
前部送りねじ式フォーカシング:レンズ側を移動させます。同じ形式のダイヤルとクランクを備え、1目盛り当たり0.04 mm、またはオプションで0.01 mmです。
前部ラック&ピニオン式フォーカシング:3種類の中で最も小型・軽量で、携帯性を重視する屋外撮影に適しています。
ピントを調整する側を変えるには、対応するレールモジュールが必要です。2種類の前部フォーカシング構成はオプションです。



仕様
| 前部チルト | ±15° |
| 前部スイング | ±20° |
| 後部水平シフト | ±30 mm(全幅60 mm) |
| 後部ライズ/フォール | ±30 mm(全幅60 mm) |
| 標準レール長 | 250 mm |
| 標準蛇腹 | 4段 |
| 正味質量 | 1,300 g |
| 三脚への取り付け | アルカタイプのダブテール、1/4インチ・3/8インチねじ穴 |
| 付属品 | 前後スタンダード、標準後部フォーカシングレール、蛇腹、保護ケース |
レンズボードとカメラボディ用マウントは個別に選択します。カメラボディ、レンズ、雲台、三脚は含まれません。選択したレンズ、ボディ用マウント、蛇腹の組み合わせに互換性があるか確認してください。


